関係性について話し合う

アドラーは「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言しているといいます。(嫌われる勇気、岸見一郎・古賀史健著)
「私たち」と思える、家族、友達、会社の仲間、地域の仲間、それぞれで対人関係は生まれます。
「私たち」の”中”に問題がある時には、”対人関係の悩み”が継続して生まれてきそうです。

その”中”の問題を”今”解決しないと、悩みは尽きず、つらい時間が続きそうな気持ちになります。
そこで、”中”と”今”に問題に気を取られず、まず、”外”と”未来”の課題に目を向けるのはどうでしょうか。
「私たち」の共通目的を達成するために解決が必要な“外”の問題を課題化し、これからをみんなで考える。

私たちの共通の目的とはなんだろうか?
そのためにお互いにどういう役割を担うと良いだろうか?
どのように進めると良いだろうか?
お互いにどのような関係でいられると良いだろうか?

「私たち」のこれからを考えて、今を見つめ直すと、何を変えると良いかが見えてくると思います。
何を変えるかで、自分の経験上、大事だけど話し合えていないのは、”関係性”だと感じています。

指示を出す側と、受ける側という関係。
お互いのことを理解して、強みを活かせる仕事を任せる、任されるといった関係。

お互いにどんな関係性でいると、気持ちよく、楽しく、意欲を持って共通の目的に向かって活動ができるかを、あらかじめ話し合っていく。
1 on 1、チームでの対話の重要性が見直されていますが、お互いに人として、向き合いこれからについて話し合える。
そのような関係で仕事が進められるチームが増えると、社会がより良く変わっていくのではないかと思います。(山口)